コードチェンジがうまくいかない?共通点を見つけて省エネ解決しちゃおう!

ギター奏法
ギター奏法ピッキング中級者初心者

独学ギタリストさん、おんでやぁんせ~!JikomanロックギターLABへ♬ギタってますかー!!

今回は『コードチェンジ』です(=゚ω゚)ノ実際コードチェンジってうまくできてますか?

「コードが変わると音が途切れる」「1拍目に間に合わない」「コードに気を取られストロークがおろそかになる」

最初の頃は大体こういった悩みが多くでてくるのではないでしょうか。

安心して下さい、はじめの内はみんなそうです!

中級者以上だとしてもコードによってはつまずく時はつまずきます。そう見られないように日々練習しているだけです!

てすか。
てすか。

私もそうですが、ロック小僧がいきなり初見ジャズコードなんか出されたら押さえられないですから!めっちゃモタります(笑)

そして…ある程度弾けるようになった人が、早々におろそかにし始める練習でもあります!!

あまりにも特殊なコードは一般的な曲ではそんなに出てきませんので

最低限よく使用するコードはしっかりとコードチェンジできるように練習していきましょうね~(/・ω・)/

コードチェンジで絶対に意識しなければいけないこと

コードチェンジをする際に、絶対に意識しなければいけないことがあります。それは…

1拍目にジャストで合わせること

以上!

え?それだけなわけないだろって?

いえいえ、冗談抜きです( ‵・ω・′ )キリッ

音楽をやる上で『拍』というのは心臓です!

『拍』の土台に拍子、テンポや音階、フィル(おかず)などが加わり『曲』が出来上がります。

心臓である『拍』…特に小節の頭1拍目に合わせられないと、もうグッチャグチャです。

逆に言えば小節の1拍目にジャストでコードを鳴らせると、曲のまとまりはグンと上がります。

極論、コードチェンジにもたついて1拍目に間に合わないくらいなら、小節頭1拍目に全音符一発「ジャーーーン」でいいんですよ!

てすか。
てすか。

初心者がバンドを組んで曲の練習をする時は、コードストロークを隅から隅まで合わせようとせずに、ここを意識するだけで綺麗に聞こえます!

とは言え、コードストロークがリズムを作るので、やはりしっかりコードチェンジの練習をしてコードストロークをできるようにしたいですよね(●´ω`●)

コードチェンジがうまくいかない原因

  • コードチェンジのタイミングが遅い
  • コードチェンジ時に手をフィンガーボードから離しすぎている
  • 次のコードのイメージができていない
  • コードの押さえ方が覚えられていない

こんなところでしょうか。

これら全ては共通して

【1拍目にジャストで合わせること】ができない可能性がめちゃくちゃ高い!

それではダメなんです!しっかり解消していきましょう_(:3」z)_

ちなみに番外編としては『リズムが取れていない』というのがありますが、別枠なので今回は割愛!

コードの押さえ方の注意点

本題にはいる前に、そもそもコードっていうのはどう押さえるのが正解なのか…意識しないといけないのは

【丸ごと一気に押さえる】こと

コードを押弦する時には、押弦する直前に手が押さえたいコードの形になっていなければなりません!

1本ずつ順番に押弦することが全くないわけではないのですが

まず初心者の方や、慣れないコードが出てきた時は【丸ごと一気に押さえる】ことを意識しましょう!

そのためにはコードの押さえ方を手に覚えこませる必要があります!

そして、手に覚えこませるためにはキレイごと抜きに

ねちねちこねこねと繰り返し練習あるのみ!!(。-`ω-)

コードチェンジのコツは?

  1. コードの押さえ方をしっかりと覚える
  2. コードチェンジをする直前ではなく、もっと前から次のコードをイメージする
  3. コードチェンジのぎりぎりまで前のコードを押さえ続けることにこだわりすぎない
  4. 指を大きく離さずにコードチェンジをする

①「コードの押さえ方をしっかりと覚える」

上でも言った通り、ねちねちこねこね練習です!これに尽きます!コツではないですね(笑)

「何弦だっけ?」なんて迷いがあれば指はこわばってうまく動かせません!慣れないコードが出てきた時は、わたしも瞬時に切り換えられるまで練習します。

②「コードチェンジをする直前ではなく、もっと前から次のコードをイメージする」

しっかりコードの押さえ方を覚えても次のコード(進行)をイメージしていないとコードチェンジ時にもたつきやすいです。

スポーツでもギターでも一緒です!

次の動きをイメージすることは、たったそれだけでもスムーズにコードチェンジできるポイントになるります!

①と②については、非常に大事なんですがインプットとアウトプットの連続なので

本題は③と④!

コードチェンジに備える方法

③コードチェンジのぎりぎりまで前のコードを押さえ続けることにこだわりすぎない

世の中にある「TAB譜」というギター用の譜面では、よく下のようなTAB譜が書かれています。

このまま譜面通りに小節の最後までコードを押さえたまま、次の小節頭に別のコードを急に押さえることができるならそれでいいです。

ですが、初心者の内は1拍の間でコードチェンジをするのが結構難しいわけです。一瞬で変えにゃならんわけですから。

逆に言えば、早めにコードチェンジの準備時間が取れれば良い!

どうするかって??

上の画像の赤枠の部分(4拍裏)を…

ちょこっと変えちゃいます!!

コードチェンジ前を開放弦にする

さっきの赤枠のところ下の画像のように開放弦にしちゃいましょう!

このように、もう開放弦にしちゃえばいいんです!

「弦を押さえない」状態を作ることで次のコードへの準備時間にします!

オープンコードからのコードチェンジでは、コードチェンジ直前の音を開放弦を鳴らすことをお勧めします!!

また、4拍裏は基本的にアップストロークになります。

全弦を鳴らす必要はないので、1~2弦もしくは1~3弦の開放弦を鳴らす気持ちでいきましょう♪

コード進行によっては少し違和感があるケースもありますが

ただ、これも慣れてくると「どの弦(音)を鳴らすべきか・押弦している指の一部を残す」などが見えてきて、より自然にできるようになっていきます。

コードチェンジ前をブラッシングにする

次に、赤枠の部分を開放ではなくブラッシングにする方法です。

ブラッシング:ミュートした複数の弦をストロークして弾くテクニック。パーカッシブな音を得られる。

これは、先程の開放弦を鳴らすことに比べるとミュートがキモになるので難易度が少し上がります。

特にオープンコードだとブラッシングのためのミュート難易度が一気に上がるため、バレーコードからのコードチェンジ時に有効です!

「え、譜面と変えて開放弦鳴らしたりブラッシングにしたり…それ、いいの?」と思うかもしれませんが

全くもって問題ありません。

というか、譜面上では音があっても弾いている本人は開放弦を鳴らしていたり、ブラッシングにしていたりします!(入れずに弾いているプレイヤーも勿論いますからね!)

上記2つの方法で演奏しても、ほぼほぼ楽曲に差しさわりはないですよ。

そもそも世に出回っているTAB譜は「公式」とか「オフィシャルバンドスコア」とあっても、本人が書いているわけないですし、1から10までチェックしているわけでもないです。そこにこだわりすぎる必要はないですよ~(*´ω`*)

共通部分を見つける方法

④指を大きく離さずにコードチェンジをする

指を大きく離せば離すほどコードチェンジに時間がかかります。

①の【コードの押さえ方をしっかりと覚える】ことで大きく速度と精度を上げることはできますが

他にも方法があります。

それはコードの『共通部分』を見つけること!!

『共通部分』を見つけることで、指1本1本に対して「何弦の何フレットにどの指をおくのか」を意識する必要が減るので、コードチェンジが爆発的に楽になります(´艸`*)!

蛇足ですが、この『共通部分』を利用することは、コードチェンジの練習だけではなく、コード進行やスケール(音階)の練習、ギターソロ、アドリブ…と、至る所に潜んでいる、と〜ってもに大きなポイントです!(* ̄▽ ̄)フフフッ♪

共通部分は離さない

ローコードCとローコードAmのコードダイアグラムを見てみましょう。

こうやって見ると、この2つのコードの押さえ方は薬指の違いしかなく、とても似ていますよね?

見ての通り人差し指と中指が『共通部分』になります!

よってC→Amとコードチェンジをする場合、人差し指と中指は押さえたまま薬指だけを移動させましょう!

てすか。
てすか。

これは指一本の移動なので比較的覚えやすいですし、コード進行でもよくある形です!

ちなみに離さない指のことを「ピボットフィンガー」と言います。

次にバレーコードFとローコードEを見てみましょう!初心者のカベ、バレーコードです( ゚Д゚)

この二つ、人差し指のバレー部分以外は似ていますよね?

中指・薬指・小指が『共通部分』になります!

つまり、Fコードをそのままネック側に1フレット横に移動させるとEになるんです!指をフレットから離す必要すらありません!

よく教則本に載っているEの押さえ方とは変わってきますが、F→Eの場合、教則本通りの押さえ方を無理矢理やろうとすると全ての指を組み替えることになりコードチェンジがもたつく原因になります!

なので、このように直前のコードと『共通部分』を押さえたまま、ずらすことによってコードチェンジのもたつきを解消することが出来ます!

余談ですが、FコードはローコードのEから生まれているコードです。この辺、また別記事で触れますが、Fコードの押さえ方をそのままブリッジ側に1フレットずらすとF#、さらに1フレットずらすとバレーコードのGになります!

てすか。
てすか。

この辺を理解するとコードブックを見ることもなく!楽に数百種類のコードを鳴らすことができます♬

共通部分をそのまま移動する

ローコードCとローコードGのダイアグラムを見てみましょう。

押さえている弦は違いますが

中指と薬指の置き方は『共通部分』ですよね?

よって、C→Gとコードチェンジをする場合、人差し指と小指の違いはありますが、4弦中指・5弦の薬指を、5弦中指・6弦薬指へと弦移動するだけになります。

次にローコードのEとAmを見てみましょう!

この二つのコードは押さえる弦は全部違いますが、押さえ方は全く一緒ですねぇ(^^♪

弦以外が『共通部分』です!

よって、Eの押さえ方をそのままに、目的の弦にずらしてあげましょう!

このように、『共通部分』を見つけることによってコードチェンジをする際のもたつきを最小限におさえていくことができます!やったね♪

おまけ:コードチェンジ練習フレーズ

コードチェンジの練習フレーズです。

一緒に合わせて弾いてみてください!

ちなみに、この練習フレーズを弾く場合の工夫として

オープンEは上でも書いたF→Eように通常の押さえ方ではなく、人差し指を使用しません。

そしてそのままオープンAmへも指の形を変えずに弾いてしまいます。

そうすることによって次のFに形を維持したまま向かうことができます!

(注:再生すると音が出ます。お外でしたら注意してください!)

まとめ

コードチェンジは曲を弾く中で絶対に避けては通れない道!!

1拍目にジャストで合わせるためにも

  • コードの押さえ方をしっかりと覚える
  • コードチェンジをする直前ではなく、もっと前から次のコードをイメージする
  • コードチェンジのぎりぎりまで前のコードを押さえ続けることにこだわりすぎない
  • 指を大きく離さずにコードチェンジをする

これを意識して、練習していきましょう!

綺麗に丁寧に弾くことも大事なんですが、うまくできているのかは聴覚上でわかるもの。

うまく聴かせられたらこっちのもん精神で頑張りましょう(‘◇’)ゞ

てすか。
てすか。

本当におろそかにしやすいというか、なぁなぁにしやすいところなので頑張っていきましょうね!!録音して聴いてみると全然弾けていないのがわかって愕然としますよ(笑)

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